Topics
最新情報
薬ゼミ情報教育センター、ウズベキスタン社会保護庁、保健省、JICAの4者間でリハビリテーション分野においての協力覚書を締結しました
2024年8月22日
2024年8月、株式会社薬ゼミ情報教育センター 国際事業部は、ウズベキスタン社会保護庁(The National Agency of Social Protection under the President of the Republic of Uzbekistan:NASP)、ウズベキスタン保健省(The Ministry of Health of the Republic of Uzbekistan:MOH)、独立行政法人国際協力機構(JICA) ウズベキスタン事務所の4者間で、医療および社会リハビリテーション分野における協力関係を促進するための協力覚書(MOU)を締結しました。
中央アジア地域では、死因における非感染性疾患の割合が増加もしくは高い水準になっており、そのうち脳心血管病による死因の割合が最も高くなっています。脳卒中は、適切な治療により死亡を免れた場合も、脳の損傷により多様な身体機能に障害が生じることがあるとともに、長期間の臥床による廃用症候群(筋力低下や関節の動きが悪くなるなどの身体機能の低下)が加わる場合も多いです。脳卒中の患者にとって、適時適切なリハビリテーションは、早期離床及び社会復帰に影響し、生活の質に直結する介入として特に重要となっています。
このMOUは、日本とウズベキスタンの医療分野における長期的な協力の礎となり、現地の医療・社会リハビリテーション分野における革新的な改善を促進させることが期待されています。このMOUに基づき、薬ゼミ情報教育センターは、日本のリハビリテーション技術や知見を活用し、ウズベキスタンのリハビリテーションシステムの向上を支援していきます。
協力内容として、リハビリテーション制度設計支援、リハビリテーションに関する標準化の推進、医療従事者向けの教育支援等が挙げられました。これはウズベキスタン国内の医療地域間格差を是正し、現地の医療サービスの質を向上させるための取り組みの一環です。
私たちは、ウズベキスタンの関係機関およびJICAとの連携を強化し、持続可能な医療・社会リハビリテーション分野の発展を支援してまいります。